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2019年10月18日 設計事務所 建設業界、いまさら聞けない専門用語

はじめに

 

突然ですが、次の専門用語を説明できますでしょうか。

 

「i-Construction」「BIM」「xR」…。

 

いまや建設業界に限らず、どの分野においてもコンピューター技術が進み、そのおかげでいつの間にやら知らない単語や略語が溢れかえっています。

 

色んなところで耳にするけど知らないまま通り過ぎて来てしまったので、いまさらだけどちょっとずつ調べて勉強してみようと思い立った次第であります。

 

今回は先述した言葉を調べて説明してみます。

 

i-Constructionとは

 

i-Construction…と聞いてまずは「i」って何の略かなって考えますよね。

 

ITやIoT、AIなどの略語に度々出てくるので、コンピューターや情報通信の技術などを指しているのかなと思います。

 

調べたところi-Constructionを掲げた国土交通省も、その意味を明言していないようです。

 

未来を見据えた広がりのある意味を持った言葉ということでしょう。

 

後に続くConstructionは「建設」なので、全体として情報通信技術を応用した建設技術というところでしょうか。

 

 

BIMとxR

 

さて、国土交通省はi-Constructionの推進の中で、ICT(情報通信技術:Information and Communication Technology)の全面的な活用を謳っています。

 

ICTによる生産性の向上ということで、建築の分野では特にBIM(Building Information Modeling)が普及してきました。BIMとは、建築における設計から施工までの全体を見据えたコンピューター上でモデル化を行い、全体を効率よく管理しようという技術です。

 

また、BIMを導入するメリットとして、もちろん生産性の向上(作業時間の削減)がありますが、工事関係者間の合意形成のツールとして活用できる点が大きいようです。2次元の図面では見えてこなかった施工上の問題(納まりや干渉)を確認したり、完成予想イメージを一般の方と共有したりと、3次元で再現したBIMモデルによって伝えられる情報量が一気に増えるのです。

 

また、「xR」は、AR(拡張現実:Augmented Reality)やVR(仮想現実:Virtual Reality)やMR(複合現実:Mixed Reality)などを総称した、一連の3D技術を指します

 

現実世界と3Dモデルを融合させたイメージを作り、これまでにないものを表現するような技術です。現実の敷地を歩きながら完成予想の3Dモデルを可視化して街並みとの調和を確認したり、3Dモデル上で内覧会を行いまるで実際に住んでいるようなイメージを掴んだり。

 

これらの技術をBIMと併用することでより一層その表現の幅は広がっていくことでしょう。

 

 

おわりに

 

今回はi-Construction、BIM、xRについて取り上げました。

 

これらのことを踏まえると、3Dモデルやその技術者の需要がどんどん増加していくことでしょう。

 

もしかしたら近い将来、図面や模型ではなく3Dモデルを一般的に外注するような時代が来るかもしれませんね。

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