2016年12月26日 設計事務所 【家を建てるならどこがいい?】工務店・ハウスメーカー・設計事務所それぞれのポイント
実際に家を建てる時に、どこにお願いすると自分の建てたいイメージの家になるのか、なかなか分かりにくいのが現状です。
今回は、工務店・ハウスメーカー・設計事務所それぞれの利点と欠点を分かりやすくお伝えいたします。
工務店の場合
利点
費用対効果が一番高く、比較的、自由な設計が可能です。
崖地や狭小敷地など、敷地の条件が厳しかったりする場合や、こだわりが強い場合など、柔軟に対応してくださいます。
地域密着型が多く、しっかりと要望を伝えて、詳細な見積を作っていただき、精査していくことで、望んでいる住宅を作ることが可能です。
欠点
工務店によってかなりのばらつきがあり、一概には言えません。
ハウスメーカーと同品質のものを安く提供されているところもありますので、実際にその工務店の方が建てられた住宅を見せてもらうとイメージがわきやすいと思います。
工務店によっては、その社長の代で辞めてしまわれるところもありますので、長期的な品質保証という面では不安が残ります。
ハウスメーカーの場合
利点
ブランド力や会社としての体力があり、住宅が建ったあとの品質保証も手厚いです。
ノウハウの蓄積があり、研究や実験に裏付けされた工法などを提案していただけます。
どのハウスメーカーでも、施工や人材の質は一定のレベルが保たれているので安心できます。
欠点
非生産部門や、独自研究所、広告費用などに関わる費用分、価格は高くなります。
また、担当者の異動が多いため、ずっと同じ方に関わってもらえるのが難しいです。
設計事務所の場合
利点
自由度の高い設計が可能です。工事の部分が切り離されているため、工事を行う会社に対して、中立的な立場で客観的な工事監理が行えます。
また、お施主さんの立場に立った代理者として、客観的な提案や施工会社の見積の比較検討を行うため、結果として、工事費用を抑えることが可能です。
欠点
自由度が高いため、細かいところまで設計士と打ち合わせを行い、詳細を決定していきますので、設計期間が最も長くかかります。
建築家にも得手不得手がありますので、どういった設計をされ、どのように設計を進め、費用はどのくらいかかるのかなど、ひとつひとつ確かめながら進めていくことが必要です。
以上を踏まえて、ご自身の要望を文章でも、スケッチでも構いませんので、ご用意いただき、できるだけ色々なところでお話を伺っていただくのがいいと思います。
それぞれの特徴を述べましたが、それも、各工務店、各ハウスメーカー、各設計事務所で少しずつ違ってきます。相談して出てきた簡単なプランや実績・対応などをご参考に比較検討を行い、ご自身の望む家が実現できそうなところにお願いしてみてはいかがでしょうか。
NEXT年末年始休業のお知らせ
PREV建設業会計とは?