2020年01月20日 建築巡り 設計事務所 建築巡り4 大興国際空港
明けましておめでとうございます
もう1月の下旬になってしまいましたが明けましておめでとうございます。
本年も弊社をよろしくお願いいたします。
さて今回は昨年の年末に観光で中国の北京に行って参りましたので、そちらで拝見した大興国際空港を写真で紹介していきたいと思います。
大興国際空港は北京の中心市街地から約50kmまっすぐ南下した場所にある空港です。
設計者はザハ・ハディド。
キールアーチが印象的であった東京オリンピック国立競技場の最初の案を設計した方で、流線形の形が得意なイラク出身の女性の建築家です。
今回訪れた大興国際空港でも曲線が多用されていて、まるでCGのような建築でした。
上空から俯瞰した写真(私は持ち合わせていませんが…)を見ると全体像は海星のような形をしているようです。
地下鉄の駅からエスカレーターで上がってくる途中で撮った写真です。
大きな吹き抜けとなっていて明るい空間でした。
屋外から屋根を撮りました。
有機的な形をしています。
職業病でしょうか、どうやって施工したのかが気になってしまいました。
搭乗手続きカウンターです。
トップライトが、磨き上げられた石の床面に映り込んでいる光景。
中をぐるっと見て回りましたが、曲線が多いせいか平衡感覚がよくわからなくなってきて、終始現実ではないような浮遊感のようなものを感じていました。
フォトスポット。
恐らく海星の真ん中の部分だと思うのですが、ここを北京の中心軸線が通っているようです。
何も知らずに通りかかって、足元の表記を見てハッとしました。
こちらを訪れたのが北京市内を観光し終わった後でしたので、それまでに訪れた「紫禁城や天安門広場、景山公園を貫く軸線がここにも来ている…」と。
まさに今回の旅の集大成のような気持ちを感じるとともに、物凄い大きなスケール感での設計がなされていることがわかって、正直鳥肌が立ちました。
「すごっ」とひとり言もつぶやいてしまった気がします。
大興国際空港
さて、今回は大興国際空港を紹介いたしました。
ほとんど写真になってしまいましたが、思うに初めて体験する形だったので頭が追い付いていないというか、語彙力のなさが表れてしまっているのかも知れません。
(▼360度カメラで撮影した写真を掲載してみました。▼)
大興国際空港 #theta360https://t.co/vVfwrjmJ2C
— 建築図面受注センター (@Archizumen) May 25, 2020
北京大興国際空港(北京大兴国际机场)
所在地:北京市大興区・廊坊市広陽区
大興国際空港以外にも、中国にはザハの設計した建築がいくつかあるようです。
北京観光の様子も交えながら、次回以降また紹介できればと思います。
※写真はすべて筆者撮影
※設計者などの人名は敬称略
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